聖書に書かれていること ♦ 救い

クリスチャンとして生きる

クリスチャンとして生きるということは、自分がクリスチャンであると言う以上の意味があります。それは神と神の言葉に対する完全な献身です。イエスはこう言いました: "「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者が皆、天の国に入るわけではない。わたしの天の父の御心を行う者だけが入るのである。" (マタイによる福音書 7:21, 新共同訳) また、イエスはこう言いました: "イエスはこう答えて言われた。「わたしを愛する人は、わたしの言葉を守る。わたしの父はその人を愛され、父とわたしとはその人のところに行き、一緒に住む。 わたしを愛さない者は、わたしの言葉を守らない。あなたがたが聞いている言葉はわたしのものではなく、わたしをお遣わしになった父のものである。" (ヨハネによる福音書 14:23-24, 新共同訳)

イエスを信じるということは、イエスが存在するということを信じるだけではありません。イエスを信じるということは、イエスの言葉に従うことを意味します。イエスへの信仰は人の人生を変えるので、誰かがイエスを信じていると言うとき、それはその人の人生のあらゆる側面で見られるべきものです。信仰は神の意志に従った行為を生み出します。

"信仰もこれと同じです。行いが伴わないなら、信仰はそれだけでは死んだものです。 しかし、「あなたには信仰があり、わたしには行いがある」と言う人がいるかもしれません。行いの伴わないあなたの信仰を見せなさい。そうすれば、わたしは行いによって、自分の信仰を見せましょう。 あなたは「神は唯一だ」と信じている。結構なことだ。悪霊どももそう信じて、おののいています。 ああ、愚かな者よ、行いの伴わない信仰が役に立たない、ということを知りたいのか。" (ヤコブの手紙 2:17-20, 新共同訳)

そして、クリスチャンとして生きることは、何よりも神を愛することを意味します。神は常に第一に存在しなければならず、他のすべてのものはそれほど重要ではありません。クリスチャンとして生きるとおそらく人生で迫害が起こる可能性があるので、このことを心に留めておく必要があります。特に世界の一部の地域では、この迫害は非常に厳しいものとなるでしょう。クリスチャンになった人の中には、家族や社会から拒絶される人もいます。キリスト教徒が殺されることもよくあります。

イエスはこう言いました: "「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。 わたしは敵対させるために来たからである。 人をその父に、 娘を母に、 嫁をしゅうとめに。 こうして、自分の家族の者が敵となる。 わたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしくない。わたしよりも息子や娘を愛する者も、わたしにふさわしくない。 また、自分の十字架を担ってわたしに従わない者は、わたしにふさわしくない。 自分の命を得ようとする者は、それを失い、わたしのために命を失う者は、かえってそれを得るのである。」" (マタイによる福音書 10:34-39, 新共同訳)

聖書を読むことはすべての信者にとって必須です。神の言葉に従うためには、神の言葉を知る必要があるからです。聖書を読むと、神についての知識が深まり、神との関係が強化されます。聖書を読むことは鏡を見るようなものですが、この鏡は自分がどのように見えるかだけでなく、イエスにもっと似るためにはどのように見えるべきかを示します。 "わたしたちは皆、顔の覆いを除かれて、鏡のように主の栄光を映し出しながら、栄光から栄光へと、主と同じ姿に造りかえられていきます。これは主の霊の働きによることです。" (コリントの信徒への手紙二 3:18, 新共同訳)

もう一つ重要なことは教会です。クリスチャンは神の栄光を讃え、祈り、福音を宣べ伝えるという目的を持って集まります。これを親睦といいます。それは各クリスチャンにとって非常に重要であり、各人の生活を改善する必要があります。クリスチャンはイエスに従い、イエスに従うよう自らを励ますべきです。信仰は植物のようなものであり、成長し続けなければなりません。良い教会は、会員のこの霊的成長を保証するものでなければなりません。他の信者から切り離された孤独なクリスチャンは、人生を生きる上でより困難を抱えており、毎日私たちと戦う誘惑の格好の餌食になる可能性があります。

したがって、クリスチャンであるということは、イエスに従うということです。真の追随者は、日々の行いによって信仰を証明し、イエスが再び来られる日を待ちます。